「移住に失敗しないために」考えてもらいたい5つのこと
- kawaimai
- 2016年2月16日
- 読了時間: 7分
こんにちは。鍼灸師である移住専門相談員、河井です。
今日は、めずらしく本業の「移住」に焦点を当てた投稿になります。
移住を考えるということとは、農業の道を考えるということは、似ていると思います。
農業を始めたいと考えている方は、
「移住」を「就農」や「農業」「農家」などに替えて、読んでくださいね。

最近、「地方創生」や「地方移住」なんて言葉が飛び交い、
本当の意味での暮らしについて、考える機会が増えたのではないかなと思います。
漠然とでも、「移住したいな~」なんて思った方も多いのではないのでしょうか。
今日は、移住を失敗しないために、5つのポイントをお伝えしていきたいと思います。
移住(就農)を考え始めたら
1 移住(農業)したいと思った動機や理由は、今の暮らしから逃げるためではないですか?
2 あなたの大切にしたいモノの優先順位、決まっていますか?
3 今と移住後(就農後)で、どう変わるかイメージしてますか?
4 田舎「農家」暮らしのメリット・デメリット、デメリットもありますよ。
5 田舎に受け入れられるには・・・、郷に入っては郷に従う、これできますか?
1 移住(農業)したいと思った動機や理由は、今の暮らしから逃げるためではないですか?
移住(農業)したいなと考えている人の多くに、「何から手をつけたらいいの?」なんて方は多くいると思います。
それもそのはず。日本には47の都道府県があり、自然が豊かな地域がたくさんありますから。
何をしたらいいのかが分からない方、これから移住検討を絞っていくという方は、ここに移住(農業)したいと思った動機や理由をしっかり考え、もっと具体的に移住(就農)のイメージを落とし込んでいきましょう。
あなたが移住(農業)したいなと思い始めた頃、なにかしらそう思った動機があったはずです。
例えば、テレビやネットの記事や放送で、移住(農業)した人たちの暮らしが魅力的だった、というようなことです。
そして、なにかしら移住したいなと考えている理由があるはずです。
自由を求めてなのか、価値を見つけるためなのか。したいことをするためなのか。もしくは、子どもを育てやすい環境だからなのか。といったことです。
ただ、今の暮らしから逃げたい。というだけなら、移住(就農)はもう一度考え直したほうがいいと思います。
それは、田舎に行ったら行ったなりに、その土地で問題があるからです。
その問題は、今抱えている問題よりも、解決が難しいことかもしれません。
それでも、ここがいい。を求めて、移住(就農)という選択をしないと、失敗の原因になりまねません。
2 あなたの大切にしたいモノの優先順位、決まっていますか?
つぎに、あなたの大切にしたいモノの優先の順番を付けていきましょう。
あなた求める地域像のイメージがあり、1で考えた移住(農業)したいと考えた動機や理由を通じて考えた優先順位で、自分に合った移住地(就農地)を探す必要があります。
結婚相手を探すように、あなたの大切なものは何かを、あなた自身で考え、ランキングを書き出していきます。
A 時間、ワークライフバランス
B お金、年収、貯蓄
C 業績、能力、自分の価値、コミュニケーション能力
D 肩書き、職種、仕事内容、得手不得手
E 交流、人との距離感、仲間、交友関係
F 環境、住む場所、自然、街並み
G 家庭、結婚、子育て、学業
H 趣味、利便性、スキルアップ
I 生活費、医療、福祉
J 楽しさ、のびのび感、生き方
K 年齢、容姿
ざっとこんなところでしょうか。
暮らしの中で重要視しているものは、あなたの人生の中で大切なものだったりします。
書き出したら、その大事なものだけは守ることのできる場所はどこか、考えていきましょう。
3 今と移住後(就農後)で、どう変わるかイメージしてますか?
そして、今とこれからの比較です。
移住を決意されたら、「帰る」「戻る」ことは考えていない、という方が多いと思います。
しかし、数年後に「帰る」「戻る」決断をし、移住に失敗された方もいる、というのは事実です。
そうならない為に、いまから少し厳しいことも書いておきます。
1、2で考えた「移住(農業)したい」と天秤にかける、「今ある暮らし」です。
それは、「想像以上に過酷だった。」「想像と違った。」を防ぐ上で、とても大切なことなのです。
今のあなたを捨てて、新たな暮らしが出来ますか?
① 今住んでいる所と違うんです!
② 今まで積み上げてきたものの放棄しなければなりません!
③ ゼロからのスタートするんですよ!
4 田舎(農家)暮らしのメリット・デメリット、もちろんデメリットもありますよ。
というか、デメリットの方がたくさんあるかもしれません。
不便さをどうとらえるかによって、デメリットをメリットとしてとらえる方もいるとは思いますが。
[メリット]
・自然が豊か、いの町は、南北に長い地形であるため、タイプのちがう自然を味える
・新鮮な野菜がふんだんにある、安い、貰えることも多い、時期は食べきれないほどの同じ野菜が育つ
・人が助けてくれる、面倒を見てくれる、人の目があるから安心して生活が出来る
[デメリット]
・人との距離感が難しい、勝手に人の家に上がりこむことは当然と思っている人がいる
・うわさ好き、根も葉もないうわさが流れることがある
・よそ者扱いされることがある、地域によりますが何十年たっても よそ者という地域もある
・狭いコミュニティー、溶け込む努力、コミュニケーション能力が必要
・仕事が見つかりにくい、通勤に時間がかかる、したい仕事を探しにくい
・今とは程遠い生活、トイレがボットン、地域の集会、利便性、寒さ、収入
・住処を確保しにくい、空き家は知っている人にしか貸さないこともある
・インフラが整っていない、通信、医療、教育、水回り…、
・見た目で判断されやすい、地味な格好が求められる
・想像以上に生活費がかかる、収支のバランスが悪い
しかし上記のメリット・デメリットに関しては、いの町に限らず、どこの田舎へ行っても同じだと思います。
受け入れられる努力は必須だと思います。
5 田舎に受け入れられるには・・・、郷に入っては郷に従う、これできますか?
この3点は、移住してから1年くらいは頑張ってみましょう。
1 地元の行事に誘われたら、積極的に参加する
2 誰かが困っていれば、誰彼かまわず出来る限り協力する
3 「ここが好きで移住して来た」ということを、しっかり伝える
これができないと、移住は難しいかもしれません。
田舎は、自分一人では生きていくという方には向きません。
できることは、何かしてあげたい!という気持ちを持ちましょう。
そんなことは当たり前よ!と思っていても
地域が受け入れることができる状態でなければ、
想い描いていた本格的な田舎暮らしをすることは難しいです。
だから、1年間、がんばってみましょう。
最期に
移住するということは、キャンパスに 色を塗っていくことだと思います。
地域がキャンパスで、あなたがクレヨン。
移住地が決定すると、その地域の背景色が決まり、あなた色に色を付けていきます。
もしかしたら、背景色と合わないことがあるかもしれません。
それは、その歴史や文化でつくられてきた色なので、変えることは難しいです。
あなたのクレヨンの色を変えてみましょう。
少し映り方、見え方が変わるかもしれませんよ。

あなたは、この5つのポイント、クリアしてましたか?
移住移住って、世間では簡単にいいますが、そんなに簡単にいかないこともたくさんあると思います。
この5つは、移住地を絞る前に考えてほしいことでもあります。
情報として載っていないような、厳しいことも書かせてもらいました。
それは、あなたに「知らなかった。」で、いの町に来てもらいたくないからです。
暮らしてもらうからには、好きになってもらいたいからです。
実際に、「難しい点はあるけど、それ以上のものを得ている。」
「段々と受け入れてもらえて、今は地域の人たちに良くしてもらっている。」
という移住者さんたちの声もたくさん届いています。
きっと、楽しいことばかりの移住ではないでしょう。
でも、
「あなたの大切なものを守る」「来てよかったと思える」移住になるように、
全力でサポートしていきたいと思っています。
みなさんのお越しを心待ちにしております。
では。