公益財団法人
いの町農業公社
健康な野菜が育つ立地
研修生たちが「ここで農業をしよう」と最終的に決めた理由は、水だと言います。ここには日本ーの清流、仁淀川の支流が流れています。また、農業公社のある いの町吾北地区は、園芸地帯から離れているので、病害虫の発生が少なく、夏季の気候は15~25度で、作物を育てるのに適しています。
少ない初期投資
ほとんどが露地栽培なので、ハウスなどの莫大な初期投資が必要ありません。
また高価な農業機械(トラクターや管理機など)がレンタルできるので、年に数回しか使わない機械は借りて、かしこく農業を始めることが出来ます。
研修費0円
自治体(いの町)が行っているので、安心安全です。しかも研修中は給付金※を貰いながら、研修することが出来るので、最低限の生活は保証されています。 ※一定の条件があります。
研修後の販路確保
地域内にJAや 大人気道の駅「633美の里」があるため、研修が終わってからも販路が最低限は確保されています。始めて間もないころに販路が決まっていることは最大限の強みです。
いの町農業公社の特徴
いの町の農業
いの町は、北から本川地区、吾北地区、伊野地区と3地区に分かれ、地域ごとの地域性があり、農業にもそれぞれ特長があります。
いの町農業公社の研修場所は、「 吾北地区」です。
吾北地区【中央】の農業
吾北地区では、露地野菜だけでなく、山菜やお茶、加工品など積極的に6次産業に取り組み、国道194号線沿いにある道の駅633美の里は、多いときには1日800人以上が買い物をしに、県内外のファンが新鮮な野菜や加工品を求めて訪れます。
以下の2タイプの農家が地域農業を担っています。
[担い手農家]
イチゴ、シシトウ、スイカ等の施設園芸による担い手農家です。
今後は、認定農業者等の担い手農家は、さらなる経営の安定と発展を目指しています。
しかし、施設園芸をするには初期投資が必要です。使われなくなったハウスなどを利用できればスムーズに開始しやすいため、ハウス利用を考えているなら研修中にも探していきましょう。
[直販生産農家]
高齢者専業による、直販生産農家です。
今後は、中山間直接支払制度によりできた集落営農を中心として地域農業を守り育てていくことを目指しています。
しかし、吾北地区は中山間地域です。露地の農地は少なく、タイミングよく農地が見つかればいいですが、専業で農家をしていくとなると大変なので、それなりの覚悟が必要です。
農地の賃借・売買
農地を有効利用するために、いの町農業委員会と連携して、高知県農業公社が間に入り農地の貸借・売買を行います。事業実施可能な農地、農家には一定の条件がありますが、公的機関が間に入るので、貸し手(売り手)も借り手(買い手)も安心です。
研修事業
いの町で就農を希望する、おおむね49歳以下の方に対して2年間の研修事業を実施しています。 農業研修ついて
育苗事業
主にいの町の農家に対し、農協出荷用・直販用の苗を生産しています。特に、地域 の実情(高齢者農業、小面積等)あった、直販農業スタイル用に、少量でも多品目・他品種の苗を供給しています。
実証試験栽培事業
農協や普及センター等の指導機関、農家、販売者と連携して、新しい作物や栽培技術について実証試験栽培・販売、情報を農業者等に提供しています。この事業から生まれた「ごほく名珍菜」は、道の駅「633美の里」の名物品として定着しました。
営農支援事業
農業の指導機関と連携しながら、簡易的な土壌検査や病害虫の診断、作物品種の情報、簿記、販売マネジメント等、各種営農相談を実施しています。
業務内容
研修生になるまでの流れ
1 お申込み
参加希望の方は、令和4年度募集要項等書類を印刷し、必要事項を記入して事務局に「簡易書類」で送付ください。
*いの町農業公社が提案する 農業のカタチ(PDF)
公益財団法人 いの町農業公社事務局
〒781-2401 高知県吾川郡いの町上八川甲1934
いの町役場吾北総合支所産業課
℡:088-867-2313
2 書類審査 定員があるため、研修希望者が多い場合は選考になります。
3 面接 選考された方へは担当者よりご連絡を差し上げます。
4 合否 研修の詳細は担当者よりご連絡を差し上げます。
いの町農業公社は、いの町農業振興施策の推進と併せ、
「地域営農総合コーディネーター」として農業を中心とした地域づくりを進めています。
「地域営農総合コーディネーター」とは、「田舎と都会」「農家と消費者・販売者」を結びつけるパイプの役目と、農業情報を各農家に提供するスピーカーの役目をもつと考えています。
理事長
北川 善雄
副理事長
和田 耕明
職員
筒井 英夫
事務局長
松丸 博